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臨床検査科

臨床検査科の紹介

臨床検査科では、臨床側からの検査依頼に対して患者さんにとって有用な検査結果を「正確」「迅速」に報告できるよう努めています。一方で、他部門職員とのネットワークを強化することで患者さんのトータルケア向上を目指しています。

臨床検査科品質方針

1.「正確な検査結果の提供」

内部精度管理・外部精度管理に積極的に取り組むことで、正確な検査結果の報告に努めています。一方で検査システムの導入により検体間違いや測定ミスなどのリスクが「ゼロ」の検査科を構築しています。また、多職種のメンバーで構成される臨床検査適正化委員会を開催し、患者さんにとって有用な検査科のあり方について、全病院的に取り組んでいます。

2.「迅速な検査結果の報告」

臨床上重要な検査項目については、検体到着後1時間以内に検査結果を報告できる体制を整えています。この診療前検査実施により、患者さんの再来院の負担を軽減し、迅速な診断・治療・投薬によってより早期の回復を実現できることになります。また、極端な異常値が認められた場合は、直ちに臨床側へ連絡を入れることによって、初期対応時間の短縮に寄与しています。

3.「健全なネットワークの構築」

血液疾患の診断に重要な骨髄像検査の検査結果は迅速に報告すると同時に臨床側とコミュニケーションをとりながら、患者さんの現在の状態を的確に把握し今後の治療方針の決定に協力しています。また、糖尿病療養指導士の糖尿病教室への参画や、院内感染情報の共有、病棟での自己血糖測定機器取扱い指導など患者さんのトータルケア向上を目的に、院内他部署との健全なネットワーク作りに取り組んでいます。

臨床検査科業務内容

1.尿・便検査

尿検査では、尿の中に、蛋白や糖などが出ていないか、尿の通り道に出血や炎症がないかを調べます。もし、異常な物質が認められた場合は顕微鏡を用いて詳細に検索します。時に、悪性腫瘍の情報が得られることもあります。便検査では消化管出血の有無を調べたり、寄生虫やノロウイルスなどの感染症検査を行う場合もあります。

2.血液凝固検査

血液中の細胞成分を自動分析装置で測定し、必要に応じて顕微鏡で形態を観察して血液疾患の手がかりを得ています。貧血になると赤血球数やヘモグロビン濃度などが低下します。感染症や炎症があると白血球数が増加します。顕微鏡では白血病細胞の有無などが検索できます。その他に骨髄像検査も行っています。また、出血すると血液が凝固し止血され、引き続き線溶機構が働きます。検査機器を用いて、それらの凝固・線溶系因子が正しく働いているかを調べています。

3.生化学・免疫血清検査

血液中では、各臓器の異常に伴って色々な物質が増えたり・減ったりします。その量を最新の自動分析装置を用いて測定しています。生化学検査の主な検査項目は蛋白(TP、ALB、CRPなど)、酵素(AST、ALT、GGT、LD、CKなど)、電解質(Na、K、Clなど)、脂質(T-CHO、HDL-Cなど)、糖代謝(GLU、HbA1c)などです。また免疫血清検査項目としては、肝炎ウイルスなどの感染症検査や、腫瘍マーカー検査、ホルモン検査などを行っています。

4.輸血検査

ABO、RhD血液型、交差適合試験、不規則抗体検査などを行っています。安全な輸血を実施するため夜間も臨床検査技師がオンコール体制で検査を実施しています。また、隔月で輸血療法委員会を開催し適正な輸血療法の普及に努めるとともに、認定輸血検査技師が確実な一元管理を行うことにより、輸血管理料も取得しています。

5.病理検査

組織診検査では、内視鏡検査、手術および病理解剖で採取された臓器の一部から、腫瘍細胞などの異常細胞を検索しています。また術中迅速診断にはテレパソロジー(遠隔病理診断)システムを導入し、兵庫医科大学病院病理部の支援を受け、より高度な検査情報提供に努めています。

6.生理機能検査

心電図検査は、心臓の拍動に伴って生じる電気信号を体表面から記録する不整脈や虚血性心疾患などの診断に役立つ検査です。超音波検査は、音波を体表面にあて体内の臓器から反響してくる音波を画像として表示する検査です。腹部、心臓、頚動脈などを対象に認定超音波検査士が検査を行なっています。その他、呼吸機能検査や脳波検査なども行なっています。

臨床検査科は、常に患者さん第一義主義を心がけ日々の業務に従事しています。ご不明な点がございましたら、いつでもお声かけ下さい。