院内開業医
院内開業医師募集要項
1.公募の目的
市立芦屋病院(以下「病院」という。)では昭和27年に設立以来、今日に至るまで市民のニーズに応えるべく26診療科の医療サービスを提供するまでに至っております。この度の公募は総合医療を維持する対策のひとつとして実施するもので、芦屋市の中核病院としての役割を担う医療機関として、健全な運営を目指すものです。
2.院内開業医師制度とは
病院と構造上、衛生上、防犯上、独立して運営し、独自に開業していただくシステムです。
また、入院や手術が必要な場合は基本的に院内の開放型病床を自由に利用できます。したがって、一般診療所の利点を活かしつつ入院、手術までを可能とし、医療サービスを提供するものです。
3.公募診療科
耳鼻いんこう科
4.応募の留意点
病院では「病院理念」「基本理念」を掲げ運営し、医療機能評価機構から地域の基幹病院として質の高い医療と患者サービスを行なっていることを認定されています。このため以下の点にご留意ください。
- 病院との連携を密にすること
- 院内開業医師間での連携を図ること
- 保険調剤薬局との連携を図ること
- その他病院に対し不名誉な事柄が生じないこと
- 入院及び手術が必要な場合は開放型病床制度を利用すること
5.応募条件
医師免許取得後、臨床経験が8年以上の者
6.提出書類配布方法およびお問い合わせ期間
応募希望者は来院した上で直接提出必要書類を受領されるかFAX、郵送またはメールによりお申し込みください。その際には郵便番号、住所、電話番号、宛名をお知らせください。
(1)配布期間 | 随時配布しております。 |
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(2)配布時間 | 平日の9:00~17:15 |
(3)送付先 | 市立芦屋病院 総務課管理担当 〒659-8502 芦屋市朝日ヶ丘町39番1号 |
7.応募期間
随時受け付けております。
応募される方は施設見学等お問い合わせを済ませた上で、提出必要書類に記入し病院まで郵送または持参してください。申請書類の返却は一切応じませんのでご注意ください。
8.提出必要書類
以下の提出必要書類を提出してください。
- 診療計画書
- 履歴書
- 医師免許証(写し)
- 住民票
- 直近の所得税源泉徴収票(複数ある場合は全て)(写し可)または確定申告書の写し
【注意】1と2については病院の指定する用紙を使用してください。4と5については面接対象者のみ必要です。郵送または持参してください。
9.選考方法
病院における院内開業医師の選考委員会(以下「委員会」という。)で書類審査及び面接により選考します。
10.その他添付書類
- 市立芦屋病院の「病院理念」「基本理念」(別紙1)
- 院内開業の概要 (別紙2)
- 院内開業医師の運営における責任の範囲(別紙3)
- 外来棟3階平面予定図(別紙4)
- 院内開業医師への医療機器譲渡候補一覧 (別冊1)
※(別紙4、別冊1につきましては、お申し込み時、またはご来院時にお渡しいたします。)
11.よくあるご質問
A.院内開業診療所
1.開設について
- 応募者は医師免許取得後8年以上の医師で、6年以上の耳鼻咽喉科臨床経験が望ましい。
- 診療所の職員(看護師、事務職員等)は独自に採用してください。
2.運営と診療形態について
- 院内開業診療所は病院とは別に独自のカルテ、診察券等の作成が必要です。
- 受付、会計業務も診療所内で独自に行なってください。
- 外来診療報酬の保険請求は当該診療所から実施してください。
- 入院分の診療報酬は病院から基金に請求します。
3.診療内容、診療時間等
- 診療内容、形式は自由ですが、公立病院に準じた医療内容にご協力ください。
- 診療時間は基本的には院内の診療時間帯(月曜日~金曜日の9時~5時)を想定していますが、 他の曜日、時間帯も可能です。ただし、最低限平日の半日以上は診療時間を確保してください。
- なお、時間外の病院内諸検査実施は緊急検査を除いて一般に困難です。
4.電子カルテシステム
個人情報保護法の関係で現有のシステムをそのまま使用することは支障がありますので、当該科患者さんの検査予約、検査歴参照等にしぼって利用可能となるよう調整中です。
5.X線検査、血液検査等
当該科と病院が個別に契約を交わして直接に検査を依頼できます。
6.生理機能検査(心電図、肺機能等)
放射線検査と同様の扱いとします。 ただし、心電図等で他科の判断が必要な場合は紹介状により院内各科を受診させてください。
7.外来投薬
完全医薬分業です。病院隣接地に調剤薬局があります。
8.点滴
外来点滴は原則として自科内で実施してください。ただし、他科病名によるものであれば院内各科を紹介し当該科(主に内科)に依頼することは可能です。
B.入院、手術等
1.入院、手術
- 当該診療所で必要と認めた手術や入院診療は開業医師がそのまま病院内で診療に当たっていただきます。
- 開放病床制度として運営しますが、病院内における医療行為の範囲は基本的には院内の一般医師と同等の扱いとします(手術、検査や点滴・処方指示等)。
2.ドクターフィー
院内における診療報酬は病院から保険請求しますが、当該科の医師報酬(ドクターフィー)は診療内容により異なりますので個別に別途協議します。
C.アメニティー
1.駐車場
- 患者用については一般患者とまったく区別はありません。
- 職員用駐車場は医師用1台分のみ用意いたします。(他の職員は病院周辺の一般駐車場を利用してください。)
2.更衣室、休憩室
- 院内他科職員(医師)との交流を深めていただくため、医局内に院内開業医師用ロッカーを1セット用意します。
3.図書室の利用
文献検索も含めて利用可能です。
D.その他
1.医師会
院内開業制度については芦屋市医師会と緊密に協議し、理解していただいています。
その意味でも地域の中核医療機関(施設)としての役割が期待されています。
2.医師損害賠償保険
個別に契約してください。
3.運営協議会
院内開業診療所と病院との定期的な運営協議会を組織し、個々に発生する諸問題について協議します。