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事業管理者あいさつ

これからの病院つくり ~「生活の質」重視~

超高齢化社会の到来、人口減に加えてアベノミクス効果の低迷など不安の多い世相です。海の向こうもトランプ大統領の暴走など、まさに一寸先は闇の世界です。とはいえ私たちは生きていかなければなりませんし、そのためには健康が第一なのはいうまでもありません。芦屋市民はもちろんのこと地域住民の健康保持を使命とする市立芦屋病院は、新改革プラン5カ年計画を立案し、その初年度を迎えました。前身の中期計画のキーワードである患者の「生活の質(QOL: Quality of Life)の維持・向上」を継承し、地域医療構想を踏まえて地域に密着した自治体病院の役割をブラッシュアップしました。

地域医療構想は団塊の世代が75歳に達する2015年を目途に、地域ごとの将来人口構成を推計し、病床の機能分化や連携を推進しようとするものです。昨年、阪神南保健医療圏における医療需要の予測が策定され、今後は目指すべき医療体制の実現が要求されています。患者とくに高齢者のQOLを下げないためには、病院や診療所の機能分担と連携を充実させ、地域包括ケアシステムを構築しなければなりません。市立芦屋病院の在宅復帰率は国が求める80%をはるかに上回って患者のQOL向上に寄与しています。一方、入院を必要とする患者の受け入れについても、在宅療養支援診療所等や老人ホームと連携して速やかに対応しています。新改革プランではさらに一層の連携を深化し、地域包括ケアを支えていきます。

新改革プランの初年度は、「ことわらない救急」をモットーに24時間365日体制の内科二次救急に加えて、外科・整形外科医師の増員による外科救急の充実を図っていきます。内視鏡技術認定資格を有する産婦人科医師をさらに増員し、婦人科内視鏡手術件数を増加いたします。緩和ケア内科医師を拡充し、緩和ケア病棟への入院待機を解消します。今後さらに需要が見込まれるリハビリテーションに必要な人員も増員します。その他の内科系・外科系各診療科においても、「地域の中核病院にふさわしい最善の医療と癒し」を提供してまいります。

当院は、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、放射線技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士等の国家資格者の教育・研修・実習を担当しています。次世代の医療者を育成するのにふさわしい病院として努力いたします。

市立芦屋病院 事業管理者 佐治 文隆

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