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事業管理者あいさつ

新中期経営計画について

  2年以上におよぶ新型コロナウイルス感染症との対応は、健康に不安があり治療を受けていた患者はもとより、健康な市民や地域住民にとっても「健康の重要性」や「医療の意義」を真剣に考える機会であったと思います。また私たち医療従事者にとってもプロフェッショナリズムを発揮して、地域の方々に病院の存在意義を知っていただくよい機会だったと考えます。コロナとの戦いはまだ続いておりますが、これまで私たちに賜った大きな支援、声援に深く感謝いたします。

 芦屋病院は、総務省から示された公立病院改革ガイドラインに基づき策定された「市立芦屋病院改革プラン」・「同新改革プラン」等に則って平成21年度から令和3年度まで病院運営を行い、一定の成果を上げて来ました。令和4年度から令和8年度までは、有識者や市民のご意見を伺って策定された「新中期経営計画」に従って、病院運営・経営を行ってまいります。

 新中期計画では、当院の基礎となるがん診療、救急医療、生活習慣病などの診療機能の充実を目指すとともに、引き続き良質の医療を提供できるよう優れた医療従事者の確保と育成、地域医療機関との連携の強化に努めてまいります。また、今回のパンデミックは一般診療に大きな影響を与えましたが、これを教訓に新興感染症に対して、地方行政や医師会等と連携して適切な検査体制、治療体制あるいは公衆衛生の観点からの予防接種など公的医療機関としての役割を果たします。さらに、パンデミックや災害等の非常事態に備えて、病院機能を維持できるように事業継続計画(BCP)を確立します。

 コロナ禍収束後には、一時中断されていた地域医療構想の推進も予想されます。少子高齢化の進展は待ったなしです。医師の働き方改革などの課題も山積しています。コロナ禍を機会に始まったオンライン診療など国が推進する医療ICT化も推進しなければなりません。院内Wi-Fi環境の整備による会議システムおよび面会の仕組みなどの導入も、セキュリティ対策を勘案しながら進めていきます。

 経営改善については、直近2年間は新型コロナウイルス感染症患者の受け入れ診療等、公的病院の責務を果たすことにより、相応の国庫補助金の交付があり、経常収支は黒字化しました。今後は新中期経営計画の各種施策を着実に実行し、令和7年度の経常収支比率100%達成を目標に努力してまいります。

 本年度に当院は開院70周年を迎えます。今一度、開設以来の使命である「市民の健康と生命を守る」原点に立ち返り、芦屋市の中核病院としての使命を果たしてまいります。

市立芦屋病院 事業管理者 佐治 文隆

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