令和4年度 市立芦屋 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 105 33 48 95 275 248 241 817 986 436
●定義●
<集計期間>令和4年4月から令和5年3月 
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、年代別に集計。

●説明●
退院患者数は当院がその地域において、年齢階級別の患者数が分かる指標の一つです。当院の特徴として、70歳以上の高齢者が63.5%、20歳未満については8.2%に留まっています。もともと通院されていた方や、地域の診療所から紹介された方など様々な方が利用されています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 17 36.29 21.11 11.76 84.47
030400xx99xxxx 前庭機能障害 5 7.2 4.79 0 81
100380xxxxxxxx 体液量減少症 5 23.2 11.15 20 88.2
010160xx99x00x パーキンソン病 4 16 18.58 25 79
040081xx97x0xx 誤嚥性肺炎 3 32.67 37.63 0 88
●定義●
<集計期間>令和4年4月から令和5年3月
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、診断群分類別・診療科別に集計

●説明●
当科は、神経疾患一般を診療しています。脳神経センターでは特に「神経変性疾患」「認知症疾患」「成人てんかん(高校生以上)」を対象疾患として、近年増加している認知症の早期診断・進行予防、神経変性疾患(神経難病)の診療・支援を行っています。また、高校生以上の成人を対象に、MRI検査や脳波検査を用いて、てんかんの診断・治療を行っています。さらに、高齢者、神経変性疾患、脳梗塞後後遺症、認知症患者に多く見られる、嚥下障害に対し、診察・精査・評価を行い、誤嚥性肺炎やサルコペニア予防目的の適切な栄養管理を積極的に行っています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx9900x0 心不全 51 20.1 17.54 1.96 90.06
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 16 2 2.03 0 59.13
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 11 29.18 21.11 9.09 90.18
050210xx97000x 徐脈性不整脈 11 9.45 9.89 9.09 87.18
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 6 14.67 13.61 0 86.5
●定義●
<集計期間>令和4年4月から令和5年3月
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、診断群分類別・診療科別に集計

●説明●
当科は、51名と心不全患者が多く、そのほか睡眠時無呼吸症候群、肺炎などの一般内科疾患も診ています。約3年前から心不全チームを結成し、多職種と連携して高齢者の心不全に対応しています。日本循環器学会の研修関連施設として、研修医の教育も行っています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 64 3.38 2.64 0 73.83
060102xx99xxxx 穿孔又は膿瘍を伴わない憩室性疾患 37 3.7 7.63 0 70.68
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 32 8.94 9.00 3.12 71.97
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 30 19 21.11 6.67 89.8
060130xx9900xx 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 21 7 7.79 4.76 73.29
●定義●
<集計期間>令和4年4月から令和5年3月
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、診断群分類別・診療科別に集計

●説明●
当科は日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会の専門医指導施設に認定されています。消化管分野では内視鏡検査・治療に積極的に取り組んでおり、年間4,500件以上の内視鏡検査を行っています。またカプセル内視鏡、小腸内視鏡,最近ではEUS下処置の設備も整い、全消化管の診療に対応可能です。胆膵分野では胆膵の内視鏡治療を、肝臓分野では肝炎治療、経皮的ラジオ波焼灼療法(RFA)、難治性腹水症例に対して 腹水濃縮還元療法による腹水コントロールを行なっております。消化器系癌に対しては、それぞれ、抗がん剤治療・免疫調節剤による治療に取り組んでいます。
糖尿病内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 27 17.56 14.28 7.41 72.59
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 24 29.67 21.11 4.17 89.96
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 23 27.96 13.61 4.35 84.87
0400801499x001 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 12 25.33 14.34 0 84.58
10007xxxxxx0xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 11 14 10.80 0 76.27
●定義●
<集計期間>令和4年4月から令和5年3月
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、診断群分類別・診療科別に集計

●説明●
当科は若手医師が在籍しており、糖尿病、内分泌代謝疾患の後期研修を行っています。また、とりわけ当院患者に多い、高齢者医療を含めた総合内科的診療を行っており、誤嚥性肺炎、腎尿路感染症、めまい等の一般疾患の診療を行っています。糖尿病については年間入院患者46人の実績があり、インスリン、GLP-1受容体作動薬といった注射療法や各種糖尿病治療薬による内服療法を中心に幅広く診療しています。甲状腺疾患についても外来診察を中心に診療しています。また平成30年度からの新専門医制度にも対応しています。
血液腫瘍内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 32 25.94 21.11 9.38 84.31
06007xxx9904xx 膵臓、脾臓の腫瘍 24 3.96 7.62 0 74.96
130030xx99x9xx 非ホジキンリンパ腫 17 20.35 13.53 0 74.76
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 14 19.29 13.61 14.29 82.14
130040xx99x5xx 多発性骨髄腫、免疫系悪性新生物 12 21.33 16.47 0 80.42
●定義●
<集計期間>令和4年4月から令和5年3月
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、診断群分類別・診療科別に集計

●説明●
当科は血液疾患および固形癌を臓器別の診療科ではなく、一つの診療科で治療している点が特徴です。今年度は血液疾患では悪性リンパ腫(非ホジキンリンパ腫)、固形がんでは膵臓と脾臓の悪性腫瘍の患者さんが多い結果でした。地域の特性を反映して患者年齢は高齢化の傾向があり、悪性リンパ腫は常に上位の患者数となっています。治療方針はガイドラインを軸としていますが、患者さんやご家族のニーズに合うように対応することも心がけています。抗がん剤治療を主体とした治療を行っていますが、一般内科の役割も担っており、誤嚥性肺炎や尿路感染症の治療も担当しています。また当院は日本血液学会認定研修施設、日本臨床腫瘍学会認定研修施設であり、若手医師が認定医・専門医の資格を取得できる環境にあります。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040100xxxxx00x 喘息 23 4.83 6.05 0 3.35
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 21 5.48 5.56 0 2.48
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 19 5.11 5.71 0 2.89
030270xxxxxxxx 上気道炎 9 3.67 4.79 0 3
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 5 4.6 5.89 0 0.8
●定義●
<集計期間>令和4年4月から令和5年3月
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、診断群分類別・診療科別に集計

●説明●
当科は芦屋市で唯一小児が入院できる医療機関です。2次医療機関として芦屋市や西宮市、神戸市等のクリニックからの紹介、入院対応を行っております。入院する疾患として流行性疾患(ウイルスによる気管支炎や肺炎、及び感染性胃腸炎など)が多いのが特徴です。近年の核家族化進行のため長期入院が困難な方が多く、早期治療、早期回復を意識して行っております。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) 39 4.46 4.59 2.56 69.54
060335xx02000x 胆嚢炎等 29 6.62 6.93 0 67.69
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 17 13.71 9.99 0 73.35
060150xx99xxxx 虫垂炎 15 12.53 7.93 0 59.53
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 12 25.83 15.40 8.33 81.83
●定義●
<集計期間>令和4年4月から令和5年3月
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、診断群分類別・診療科別に集計

●説明●
当科では低侵襲手術として腹腔鏡手術を数多く導入しており、胃癌、大腸癌、胆石症、ヘルニア等の一般疾患のみならず、急性虫垂炎、腸閉塞、腹膜炎等の緊急疾患に対してもほとんどの症例で腹腔鏡手術を行っております。従って高齢者患者の多い中、できる限り患者さんの負担を軽減し、より安全な手術治療をすることに努力しております。また外科専門外来として乳腺専門外来、ヘルニア専門外来、肛門専門外来を開設しておりそれぞれの疾患に対する専門治療を実施しております。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 40 28.23 20.09 42.5 84.15
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 34 27.79 22.44 32.35 79.24
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 28 37.82 26.42 39.29 85.79
070370xx99xxxx 脊椎骨粗鬆症 13 34.15 22.23 30.77 85.23
160620xx02xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 12 9.58 6.84 0 66.25
●定義●
<集計期間>令和4年4月から令和5年3月
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、診断群分類別・診療科別に集計

●説明●
当科ではクリーンルームでの人工膝関節手術、内視鏡治療を主体とした膝関節手術を主軸とする一方で、骨粗鬆症の予防と、骨粗鬆症を原因とした脊椎圧迫骨折、大腿骨近位部骨折、上肢の骨折などの早期治療に全力をあげて取組んでいます。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 135 4.87 5.98 0 47.04
120090xx97xxxx 生殖器脱出症 76 6.7 8.07 0 72.26
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 64 4.47 6.04 0 46.28
120220xx01xxxx 女性性器のポリープ 30 1.93 2.81 0 50.4
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 25 5.24 9.27 0 45.32
●定義●
<集計期間>令和4年4月から令和5年3月
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、診断群分類別・診療科別に集計

●説明●
子宮筋腫や卵巣嚢腫などの良性疾患は、ほぼすべて腹腔鏡手術を行っています。骨盤臓器脱は、非メッシュ手術、腟式メッシュ手術(TVM)、腹腔鏡下メッシュ手術(LSC)など、患者さんの状態に応じて、あらゆる術式に対応しています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 192 1.96 2.63 0 79.6
020250xx97xxxx 結膜の障害 2 1.5 3.09 0 80.5
020110xx99xxxx 白内障、水晶体の疾患 1 1 2.50 0 78
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 1 14 14.28 0 82
●定義●
<集計期間>令和4年4月から令和5年3月
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、診断群分類別・診療科別に集計

●説明●
眼科は高齢者が多い為、失明につながる緑内障・糖尿病性網膜症・黄斑変性症などの患者も多くみられます。これらの疾患の手術や硝子体手術が必要になる症例は大学病院などに紹介しています。白内障手術は、令和4年度年間で192件施行しており、眼科の主な治療として取組んでいます。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 13 3 8 30 16 3 1 7,8
大腸癌 6 11 13 32 16 8 1 7,8
乳癌 8 12 5 8 4 9 1 8
肺癌 0 0 0 1 3 1 1 8
肝癌 0 0 0 0 3 4 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
●定義●
<集計期間>令和4年4月から令和5年3月 
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、国際対がん連合(UICC)の基準により、初発の5大がんをステージごとに集計 
                                                       
●説明●
胃癌・大腸癌に関しては消化器内科での内視鏡手術の適応となる症例があり、早期での手術が可能となっています。胃癌・大腸癌・乳癌は外科での手術症例もあり、stageⅡ、stageⅢの症例も多くなっています。当院では肺癌に関する検査を施行する呼吸器内科常勤医がいないため、肺癌患者に関しては手術適応の無い症例のみを治療しています。StageⅣの場合には、化学療法あるいは緩和医療を中心として治療を行います。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 10 9.9 59
中等症 57 27.07 83.6
重症 9 35.22 86.56
超重症 0 0 0
不明 0 0 0
●定義●
<集計期間>令和4年4月から令和5年3月 
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから肺炎の重症度とその平均年齢在院
日数ごとに集計

●説明●
患者さんの高齢化に伴い誤嚥性肺炎が増加していますが、市中肺炎も増加し、重症率も上昇してきています。当院では肺炎のクリニカルパスを使用し、効率的な治療に取組んでいます。また嚥下内視鏡などの精密検査のもとに,胃瘻造設等も適切に実施しています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 7 108.86 82.57 27.27
その他 4 16.75 82 27.27
●定義●
<集計期間>令和4年4月から令和5年3月 
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、脳梗塞の患者を3日以内とその他ごとに集計

●説明●
脳梗塞に関しては、高齢化に伴い高血圧、糖尿病、脂質異常、心疾患など複数の危険因子合併による動脈硬化を背景に脱水などを契機とした軽症の脳梗塞が多くみられる傾向にあります。全身状態を考慮しつつ、急性期、亜急性期の診断、転院を含めた治療と積極的なリハビリテーションを行っています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 106 1.92 2.49 0 74.99
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍胃粘膜) 11 1.64 8.73 0 77.73
K6535 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(その他) 10 1 6.5 0 74.6
K654 内視鏡的消化管止血術 10 5.6 13.3 0 82
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 10 1.5 8.6 10 85.7
●定義●
<集計期間>令和4年4月から令和5年3月 
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、手術別・診療科別に集計

●説明●
当科で施行している治療で最も多いのは大腸腫瘍に対するもので、近年は外来での治療比率が高くなっています。また食道・胃・大腸の早期癌に対しては内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を行っています。緊急内視鏡検査では消化管止血術、異物除去、消化管/胆管ステント留置、消化管ステント留置も積極的に行っています。
血液腫瘍内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 11 19.55 19.18 9.09 78.55
K6182 中心静脈注射用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 7 47.29 56.86 28.57 91.71
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 5 5.8 2 0 78.8
K654 内視鏡的消化管止血術 4 3.5 52.25 25 72.75
K6261 リンパ節摘出術(長径3cm未満) 2 3.5 24 50 71.5
●定義●
<集計期間>令和4年4月から令和5年3月 
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、手術別・診療科別に集計

●説明●
昨今抗がん剤の種類は増加傾向にあります。内服の抗がん剤も種類は増えていますが、点滴抗がん剤は抗がん剤治療の中心的役割を担っています。点滴抗がん剤には皮膚に漏出すると炎症を起すものや、場合によっては壊死を起すものもあります。治療を継続していくと抗がん剤の漏出リスクも高くなりますので、そういったリスクを回避する目的で埋め込み型の中心静脈カテーテルを留置し、安全に治療が継続できるように工夫することがあります。大腸癌の一部の抗がん剤治療(FOLFOX, FOLFIRIなど)ではレジメンの特性上埋め込み型の中心静脈カテーテル留置が必須なものもあります。当科では患者さんのニーズや疾患の特性からこういった処置の必要性を判断しています。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 38 1.03 4.82 0 66.97
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 26 1.04 1.65 0 66.04
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 19 1.53 1.89 0 78.84
K6335 鼠径ヘルニア手術 17 4.88 3.71 5.88 74.41
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 15 3.4 6.6 0 74.8
●定義●
<集計期間>令和4年4月から令和5年3月 
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、手術別・診療科別に集計

●説明●
当科では低侵襲手術として腹腔鏡手術を数多く導入しており、胃癌、大腸癌、胆石症、ヘルニア等の一般疾患のみならず、急性虫垂炎、腸閉塞、腹膜炎等の緊急疾患に対してもほとんどの症例で腹腔鏡手術を行っております。従って高齢者患者の多い中、できる限り患者さんの負担を軽減し、より安全な手術治療をすることに努力しております。また外科専門外来として乳腺専門外来、下肢静脈瘤外来、肛門専門外来を開設しておりそれぞれの疾患に対する専門治療を実施しており、手術については患者さんの要望に対応して日帰り手術など短期入院の手術も実施しております。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(膝) 34 3 23.79 32.35 79.24
K0461 骨折観血的手術(上腕) 23 9.26 30.83 26.09 86.52
K0462 骨折観血的手術(下腿) 18 3.44 10.39 5.56 55.5
K0811 人工骨頭挿入術(股) 14 9.14 29 57.14 83.57
K068-2 関節鏡下半月板切除術 12 1 7.58 0 66.25
●定義●
<集計期間>令和4年4月から令和5年3月 
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、手術別・診療科別に集計

●説明●
専門領域である膝の人工関節や関節鏡手術と、上肢、下肢の骨折手術が多いですが、腫瘍切除術なども行っています。全ての手術において早期手術、早期退院と安全、確実な手術を目指しています。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 133 1 3.05 0 49.56
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 87 1.06 2.57 0 46.38
K802-21 膀胱脱手術(メッシュ使用) 53 1.47 4.66 0 72.42
K878-2 腹腔鏡下広靱帯内腫瘍摘出術 21 1 3.05 0 46.1
K872-31 子宮内膜ポリープ切除術(電解質溶液利用) 19 0 0.89 0 48.84
●定義●
<集計期間>令和4年4月から令和5年3月 
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、手術別・診療科別に集計

●説明●
子宮筋腫や卵巣嚢腫などの良性疾患に対しては、ほぼすべて腹腔鏡手術を行っています。骨盤臓器脱に対しては、非メッシュ手術、腟式メッシュ手術(TVM)、腹腔鏡下メッシュ手術(LSC)など、患者さんの状態に応じて、あらゆる術式に対応しています。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 190 0.04 0.98 0 79.57
K224 翼状片手術(弁の移植を要する) 2 0 0.5 0 80.5
K2822 水晶体再建術(眼内レンズを挿入しない) 2 0 1 0 83.5
K279 硝子体切除術 1 0 1 0 79
●定義●
<集計期間>令和4年4月から令和5年3月 
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、手術別・診療科別に集計

●説明●
眼科の特徴として高齢者の方が多く、手術は白内障が98%を占めていますが、翼状片や霰粒腫などの手術も積極的に行っています。入院施設があるということで、他院からの紹介も多く、紹介患者さんはなるべく早く紹介元へ戻って頂けるよう努めています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 2 0.06
異なる 15 0.46
180010 敗血症 同一 10 0.3
異なる 17 0.52
180035 その他の真菌感染症 同一 0 0
異なる 2 0.06
180040 手術・処置等の合併症 同一 6 0.18
異なる 0 0
●定義●
<集計期間>令和4年4月から令和5年3月 
<集計内容>DPC退院症例の様式1のデータから、最も医療資源を投入した傷病名が入院の契機となった傷病名と同一か異なるかに分けて集計。症例数を分子、全退院患者数を分母とする。

●説明●
医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロにはなり得ないものの,少しでも改善すべきものとして定義される感染症及び合併症の発生率を示したものです。
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